magic nearmiss悪役令嬢とは！？その２

仲間とは！？

「まあ良いでしょう。先程も言いましたが、自分の持つ経験と技術を用い
マリア様・・いやもとい、この場に居る仲間の為にこのディスキンスが最大限のサポートをさせて頂きます・・・」

そう言いながら二っと笑みを浮かべるディスキンスに期待していますわ。と返事を返したマリアはフフッと笑みべると、アンナも宜しく頼みますわね？と今度はアンナの方を見ると、青く綺麗な髪を揺らしながらハイ♪と元気な声が返って来る。

「これでマリア様とずぅーっと一緒ですわね！」

「まあ、永遠にと言うのは難しいかもしれませんが・・・当面の間は一緒ですわね？」

満面の笑みを浮かべながらそんな事を言って来るアンナに腕を組んだマリアが思案顔で答えていると、流石に時間が掛かり過ぎたのか店に掛かった時計を見た侍女のリーエからそろそろ行きませんか？と急かせるように尋ねられるとマリアはそうですわね。と答えながらそれではとディスキンスに向かってニコっと微笑む。

「何だかこの短時間で色々な事が有りましたが大変に有意義な時間でしたわディスキンス様♪」

「こちらこそ濃密で大変楽しいひと時だったよマリア嬢・・・困った事が有ったらまたおいで？」

そう言いながらニッコリと優し気に微笑むディスキンスにマリアも喜んで寄らせて頂きますわ？と答えながら赤いワンピースドレスの裾を摘まみながら優雅にお辞儀すると、それでは行ってまいります叔父様♪とマリアと同じ様に青いドレスの裾を摘まみながら満面の笑顔を浮かべる。

「ああ、十分に気を付けるんだよ？それでは二人の事を宜しく頼むよリーエ・・・」

「ご安心をディスキンス様。もしもの時は私の身を挺してでもお守り致しますので・・・」

そう答えながら頭を下げてお辞儀をするリーエにそれは絶対にしてはダメだよ
！とディスキンスから叱られる様に返事が返って来るのでリーエはえっ・・・？と驚きながら顔を上げてディスキンスの方を見る。

「しかし先程はアンナ様の事を頼むって・・・」

「それはそれだよリーエ？マリア様が私達の事を仲間と仰ったんだ・・・君も
パーティーの一人として仲間を守り絶対に生きて帰る事を信念とする事。これが冒険者として心得の第一だよ？」

そう言いながら二っと笑みを浮かべて来るディスキンスに対しリーエは真剣な顔で心に受留めて置きます・・・と答えていると同時に既に店の外に出ていてマリアとアンナからちょっとリーエ！と呼ぶ声が聞こえて来る。

「ハイハイすぐに行きますって！・・・それでは戻ったらまた後程、ご報告の為にお伺いさせて頂いても宜しいですかディスキンス様？」

「分かった。けど別に何も無ければ明日でもいいから、とにかく安全に頼むよリーエ・・・」

リーエはそう言いながら心配そうにジッと見つめてくるディスキンスに分かりました。とニッと笑みを浮かべながら答えると、ディスキンスに貰った黒いマントを翻しながらブルーハート商会を出るので有った。

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