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町中を歩いていると、背後から腕を掴まれ
志賀崎「探しましたよ」
息を切らしながら真剣な表情で言うと
東雲「…すみません…」
顔が見れないのか俯きながら一言謝ると頭に手を置かれ
志賀崎「無事でよかった」
ニッコリ笑いながらそぅ言うと頭を撫で
東雲「ッ!やめて下さい!俺弟さんじゃないんですよ!」
ムッとした表情で勢い良くバチンッと手を払いのけ言うと
志賀崎「当たり前ですよ…東雲君…誤解してますね…」
苦笑いしながら言うと腕を引っ張りながら歩き出し
東雲「えっ?!ちょっ」
何が何だか分からないまま歩いて行くと、人目のつかない裏路に着くなり壁に追いやられ
東雲「ッ!志賀崎先生?」
逃げ場がない状態で、志賀崎の顔が目の前にあり…東雲は顔を赤らめながら、不安げな表情で志賀崎を見ると、志賀崎はニッコリ笑うと
志賀崎「プッあはははは」
急に笑い出す志賀崎に呆気にとられた東雲はハッと何かに気付き
東雲「茶化しですか?!ひやかしですか?!」
ムッとしながら言うと
志賀崎「はは…今頃気付きましたか…あはは悪いね」
笑いながら謝るが悪気があるようにしか見えない東雲は志賀崎を押し退け
東雲「もぉいいです!戻ります!」
ムッとしたまま言うと、志賀崎をほかって診療所に向かって歩き出し歩きながら、東雲は志賀崎の茶化しひやかしには、二度と乗るまいと決意したのだった…
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