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戸を足で押さえながらいかにも不機嫌そうな喜代が一人…
喜代「いちゃついてる所悪いんだけどよ…近所のばーちゃんがどーしても歯医者行きたいってんで玄関先で待ってもらってんだけど?まさか先生方はいちゃついてて出れませんなんて…言わねぇよな…」
かなりイライラしながら言う喜代に対し志賀崎は一つ咳払いをすると東雲から離れ鋭く喜代を睨むと
志賀崎「分かったすぐ行く…」
パタパタと喜代の方に歩き肩に手をポンと置くと耳元で
志賀崎「喜代…和仁と何かあったろ?八つ当たりすんな」
ボソッと言うと玄関先まで歩き出した
東雲は何を言ったのか分からずキョトンとしていたがパタパタと玄関先に向かった
喜代「志賀崎…覚えてろ…」
ブツブツ言いながら診療所の近場の窓を開けるとヒョイと出て行った
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