【怜次(20歳)の告白】

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【怜次(20歳)の告白】

 静岡の紺野の実家に遊びに行って、海で女子高生をナンパした。一人は七海といってスタイルの良い子で、もう一人は花織といって少女の面影が残る子だった。俺は可愛らしく純情そうな女の子がタイプで、紺野と相談する必要もなく花織を選んだ。彼女も俺に関心があるらしく、水の中に入ると戯れて来て、彼女の体を存分に触りまくった。おっぱいは未成熟でつぼみのような硬さがあったが、お尻は柔らかくつき立ての餅のようだった。  その日は連絡先を交換して別れ、翌日にはメールで交際を申し込むと、彼女はすぐにOKの返事を寄越した。夏休みも中盤に入った頃、彼女に東京に遊びに来ないかとメールを送った。 約束した日、新宿駅の西口で待っていると、花織はTシャツにミニスカートというラフな格好でやって来た。東京は中学の修学旅行以来だと言っていたが、田舎から出て来た中学生だといっても疑われない格好だった。新宿副都心から渋谷の109、地下鉄で浅草、スカイツリーと連れて歩き、気が付くと夜の8時を回っていた。彼女は日帰りのつもりだったらしく、帰ると言い出したので、ここで逃がす訳にはいかないと思い、 「今から帰るのは大変だから、泊まっていきなよ。俺の部屋で良かったら、おいで!何もしないから、安心して。」と引き留めた。彼女は迷ったあげく、家に電話して友だちと1泊すると告げていた。東京へは、友だちが東京の大学を見に行くので、それに付き合うと嘘を言って出て来たようだ。  俺の住んでいる吉祥寺まで電車に乗り、途中で食事をしたが、彼女はあまり食が進まないようで無口になっていた。ワンルームの部屋に連れて行くと、緊張が目に見えた。男の部屋に女の子が泊まるという事が、何を意味しているのかに気が付いて後悔しているように見えた。 「どこでも良いから、座ってゆっくりして!汗かいたでしょ、シャワーを浴びておいで!俺はちょっとコンビニへ行って来るから遠慮しないで!」  俺は彼女の緊張を和らげようと、やさしく声を掛けて外へ出た。コンビニで飲み物を買って帰って来ると、彼女はまだシャワーを浴びていた。 「ありがとうございました。さっぱりしました。」とシャワーから出て来た彼女は、駅のショッピングパークで買った、パジャマ代わりのタンクトップにショートパンツを着ていた。子供みたいで、俺は罪の意識を感じていた。 「コンビニで冷たい飲み物を買ってきたから、飲むでしょ!」とコップを用意して差し出すと、アルコールと勘違いしているようだったので、 「大丈夫だよ!ノンアルだから、高校生でも飲めるよ。」と言って、俺はバスルームへ向かった。実は飲み物には睡眠薬を混ぜてあった。
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