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公園で1
【※性暴力表現あり 観覧注意】
"何だか嫌だなぁ"と思いながらその横を鈴木が通り過ぎると男達は吸っていた煙草を投げ捨ててグリッと踏み潰し、鈴木の後ろをじゃれあいながらついてくる。
鈴木が振り返ってチラッと後ろを見ると男達は目線を他へ向ける。
だが確実に鈴木との距離間を縮めてきていた。
鈴木は"オヤジ狩りかなんかだったらどうしよう"と怯える。
少し早歩きで公園の傍を通った。
あの間宮とブランコに乗った小さめの公園ーーー
すると街灯から伸びた自分の影に黒い影が重なったと思ったと同時に1人の男に羽交い締めにされ、もう1人に口を押さえられる。
「うううっ」
抗っていると更にもう1人に両足を担がれ、公園の中の木の生い茂る所へ連れて行かれた。
その芝生の上に投げ落とされ、怯えるように振り返った。
「な……何?」
「石鹸の匂いプンプンさせてどっこ行くのぉ?」
「ここも綺麗に洗いましたかぁ?」
男達に囲まれ、1人の男が鈴木の尻を手で鷲掴みにする。
「や……止めなさいっ」
「"止めなさいっ"……だってよぉ」
3人であははははと笑う。
「お……お金だったらここに」
鈴木が震える手で入浴グッズと着替えの入った袋の中から財布を取り出すと手で叩き落とされた。
「金が欲しいわけじゃないんでね?」
【お金じゃないなら……何?】
鈴木は叩き落とされた財布を拾うと袋に入れてギュッと握りしめる。
「俺等、ちぃとばかし欲求不満でよ?オモチャ物色してたらオッサンがケツ振りながら横切ったから遊ぶ事にしたわ。な?」
「ああ。あっそぼうぜぇ、オッサン」
「な……何を言って……」
「ケツの穴、貸せって言ってんの」
男の言葉に鈴木は青くなった。
「嫌だ」と逃げようともがくが取り押さえられる。
「嫌だ、は……離してくれっ」
「こーんなオッサンじゃなくって、もっと若いのが良かったなぁ」
「じゃあ顔、隠しちゃう?」
鈴木のスウェットの上を無理矢理脱がすとその下の白いシャツも脱がす。
「止めて。止めてくれっ」
そう言う鈴木の手首をスウェットの袖で後ろ手にキツく縛り、その顔を白いシャツで覆うと後ろ側で結んだ。
手の自由を奪われ、視界を覆われる事で更に恐怖が増し、嫌だ嫌だと言うように頭を左右に振る。
下半身のスウェットと下着に手が伸び、一気に脱がされひんやりした空気を股間に感じた。
「た……助けて。許してくれっ」
そう言う鈴木の前にもう1人、男が現れた。矢野のダチの男。
首謀者はこの男なのだが、1度鈴木に薬を盛り面が割れている為に隠れていた。
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