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真実
【※性暴力表現あり 観覧注意】
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『鈴木さん』
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そう言って笑う間宮の顔が浮かび、目尻から涙が零れる。
【間宮くんが好きだ。やっぱりこんなの……違う】
「ごめ……矢野くん。ごめ……んね」
再びその体を押し退けようとすると"逃がすかよ"と言うように強く唇を吸い上げ噛み付くようにキスを続けた。
「ん……嫌っ」
2人は揉み合いながら矢野は鈴木の顎を片手で押さえつけ、口を無理矢理開けさせると唾を鈴木の口の中にボタッと落とした。
鈴木はハッとし目を開けた。
公園で襲われた時に1人だけ異常にキスに拘る男が居た。しかも妙に唾を飲ませてくる。
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『おい、お前唾液フェチかよ』
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と、仲間に言われていた男。そしてこの石鹸の香りーーー
「公園の……。もしかして……君なの?」
鈴木の言葉に矢野はビクッとし動きを止めた。それが答えだと分かると鈴木は力一杯暴れる。
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『え、す……鈴木さん?大丈夫ですか?』
『何でこんな事になってんですか。しっかりして下さい』
『もう大丈夫です。俺が付いていますから。ね?』
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「何故?……どうして?信じて……いたのに」
【優しいふりして近付いて……。僕は馬鹿だ。間宮くんにあれだけ忠告されていたのに】
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『あの男は危険です。俺には分かる』
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「酷いよ。助けたフリなんかして……。感謝……していたのに」
【騙された】
「や……止めてくれ、もう……。これ以上君を嫌いに……させないで……くれ」
【これ以上君を嫌いにさせないでくれ……だと?】
すると矢野に思い切り鳩尾を殴られ鈴木は痛みにゲホッゲホッと咳き込みくの字に体を丸めた。
「うるせぇっ。さっきからゴチャゴチャ言いやがって。大人しく言われた通りにしてればいいのによっ。イラつかせやがって!」
矢野は立ち上がると鈴木の体をガンガン蹴りつける。
痛がり蹲る鈴木のスウェットと下着をずらして尻タブを指で押し開いた。
「んあっ、や……止めて」
「アンタは大人しく俺に抱かれてりゃあいいっつってんだろっ」
その部分から先程出された男達の精液がドロドロと出てき、チッと舌打ちをするとその場所に指を突っ込んで「クソッ、クソッ」と掻き出す。
「いっ……、止め……」
矢野は掻き出し終わると無理矢理自分のモノを押し込んだ。
「ヒィッ」
「ははっ。あんな回りくどい事しないで始めからこうしてれば良かったぜ」
「い……痛い。止めて……くれ」
「5人も相手にしてるんだもんな?そりゃ痛てぇわ。おかげでアンタの中、ヌルッヌルで入れやすいけどな」
「うああっ」
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