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前作のあらすじ
(※以下、前作のネタバレでしかない情報を掲載しております。閲覧注意?)
ルリアーナ王国第一王女のレナは、女王即位に備え婚約者を決めるべく、毎日見合いの日々を過ごしていた。
そんな時、見合いに対する脅迫状が届くようになり、優秀な護衛を雇うため異国の騎士、カイ・ハウザー(櫂劉淵)を雇う。カイはブリステ公国の私設騎士団長で、レナが大好きだった小説『騎士物語』のモデルとなった人物。東洋人の血を引き気功術の使い手で、金の亡者だった。
カイの部下も応援に駆け付け、ルリアーナ王国に蠢く陰謀を暴いていく。レナは呪術師としての才能を開花させるが、宗教戦争の中に巻き込まれ、実の母で呪術師のミリーナに掛けられた呪いによって死の淵に立つ。
ミリーナはレナの婚約者となった隣国ポテンシア王国の第四王子、ルイス・ポテンシアが連れて来た国王付きの間諜、レオナルド・サントーロに殺され、レナの呪いも解けた。
カイの雇用契約が終わりを迎えるころ、レナはルイスとの婚姻を前にカイへの想いを募らせるが、立場の違いに初めての恋を諦める。
またいつか護衛に雇う日まで、と一時の別れを告げ、レナはカイとその部下たちを見送った。
カイは次の任務へ向かう最中、城に一人残したレナに対する心残りに、初めての感情が襲う。主君をこれまで金銭で判断してきた価値観が初めて揺らぎ、レナを失った痛みに苦しんでいた。
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