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静まり返るホール。理事長、しかも安倍晴明のが子孫と来たら当然だろう。流石の妖怪でもこう言う時は真面目なものだ。説明は続く。
「手早く試験の概要を説明しましょう」
思ったよりも長くてフラフラしていたけれど、ちゃんと伝わった。簡単に説明するとこうだ。
これからこの2400もの妖怪を選抜する試験を始める。前持った説明通り試験合宿として、これから1年間この宿舎で生活をして、防犯カメラや監視する試験官などが採点、点数の高い者60名を入学させる。
1日に1回ちょっとした課題を用意する。成績に応じた点数を与える、それ以外は生活態度やその他諸々で足し引きする。
ここまでは前持った説明通りの内容だった。しかし、次の言葉で再び僕は緊張の海に叩き落とされる。
「1ヶ月に1度点数の競い合いをする。成績が振るわない、もっと言うと下位の妖は、即不合格とする」
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