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そして突然の暗転―――
暗闇の中で
みかげは入り口のドアに向かう。
「わーもう…絶対スーツ埃だらけになったよ~。誰か~」
怖さを紛らわすための独り言が絶えない。
でも大丈夫だ。誰も居ないのだから。
ドンッ!!
「ええっ?!」
(何かに当たった!?)
後ろから押されたような衝撃の後、
ピンヒールが横に滑るまま足首をくねり、バランスを崩した。
「きゃあああーーー」
倒れないよう、何かを必死に掴んだ。
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