暗闇から始まる…

4/8
前へ
/8ページ
次へ
ーーーーーーー そして突然の暗転――― 暗闇の中で みかげは入り口のドアに向かう。 「わーもう…絶対スーツ埃だらけになったよ~。誰か~」 怖さを紛らわすための独り言が絶えない。 でも大丈夫だ。誰も居ないのだから。 ドンッ!! 「ええっ?!」 (何かに当たった!?) 後ろから押されたような衝撃の後、 ピンヒールが横に滑るまま足首をくねり、バランスを崩した。 「きゃあああーーー」 倒れないよう、何かを必死に掴んだ。
/8ページ

最初のコメントを投稿しよう!

14人が本棚に入れています
本棚に追加