君だけのナイト☆

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「あの」 部屋の真ん中で立ち尽くしていたハルが口を開いた。 「先輩はシャワー浴びましたか?」 「え。う、うん、浴びたけど」 「そうですか、じゃ、僕もシャワーお借りしますね」 にっこりと笑顔を浮かべ、慣れた様子で浴室へと消えた。 シャワーの音を聞きながら、またもや、動悸が高鳴る。 「確かに可愛い...可愛いけど、男だよな、出来るのか、俺....」 緊張を解す為、ハルがシャワーの間、俺はポカリをコップに注ぎ、飲んでいた。 浴室のドアが開く音がし、腰にタオルを巻いただけのハルが出てくるなり、俺は飲んでいたポカリを吹き出してしまった。 「大丈夫ですか?先輩」 慌てて駆け寄ってくるなり、背中を摩ってくれる。 単に細い訳じゃなく、女の子のように胸はないが、乳首は綺麗なピンク色で、腰のくびれもあり、細い腕にも脚にも毛もなく、見るだけですべすべ、と言った肌だ。 「わ、悪い、びっくりして」 「あ...僕じゃ、ダメそうですか?」 「いや、男とけ、経験がないもんだから....」 ハルがにっこり可愛らしい笑顔を浮かべた。 「大丈夫、僕に任せてください、先輩」 間近にあるハルの顔にドギマギしていると顔が近づいてきて、キスをされた。 柔らかい唇に、ハルが男だと忘れてしまい、舌を絡ませ、ディープキスに変わる。 「ほら、先輩も脱いで。ベッドに移動しましょう」 ハルに唆され、背中を向けると服を脱ぎ、ボクサー一枚になると、腰に巻いていたタオルを取ったハルに手を引かれた。 (...こんなところまで可愛いんだな) ハルの僅かに勃起したものはさほど大きくはなく、ピンク色だった。 ベッドに仰向けになるよう言われ、従うと、ハルが再びキスしてきた。 ディープキスのあと、ハルの顔が下に下に、と降りていき、俺のボクサーの前で止まる。 ボクサー越しにパク、と咥えられた。 しばらく、ボクサー越しの愛撫のあと、ハルはボクサーを降ろすとすっかり勃起してしまった俺のものに躊躇なく舌を伸ばす。 舌を使いながら懸命にフェラする様に釘付けになった。 女より上手い、そして、エロい。 ジュポジュポ、音を立て、たまにピンク色の舌を覗かせながら、上目遣いで確認するように覗いてくる。 (エロ...つか、可愛い....) 頬を好調させ、うっすら涙目で見つめてフェラする姿に俺は火がついた。 ハルの細い腕を持つとベッドに押し倒した。 「....先輩?」 動揺してハルの瞳が揺れている。 改めて、俺はハルにキスをした。 ハルが男だという認識は脳裏から消え去っていた。
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