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(わ……?)
暗闇の中で
ゆうりの体はふわっと心地よい感覚に包まれた。
不意に温かい胸に引き寄せられ、抵抗する事なく彼の胸に顔を埋めた。
(……)
突然の事に、頭が真っ白になる。
静寂の中、更に鼓動が大きく、そして早く聞こえた。
(……何だか、温かくって……心地 いい……)
深夜残業の疲労のせいか、次第に力が抜けていき、ゆうりは彼の大きな背中に腕を回して体を支えた。
「……」
(…私…どうなってるの……課長に?)
動けない。動きたくない、このまま……ずっと………
…………
……………
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