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「綺麗……」
彼の瞳の奥は底の見えない深海のように
深い深い碧色をしていた。
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「若い子が羨ましいわ」
青いラベルの缶ビールをゴクリと飲み干す。
藍色の夜空が寂しいほどに私を覆い尽くした。
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「早く大人になりたい」
彼は誰時、闇の中を彷徨う。
窓から入る蒼い光が僕を深海へと誘った。
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