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噛んでいた耳たぶから耳を舐め舌を差し込むと
「ひゃ…ぁ…ちょ…っと読んでるだけっ…」
愛実が首をすくめて身を捩る。
「その声も仕草もそそるだけだ」
「何でもかんでも…そそるって…読ませてよ…悠衣の記事」
「ん、どうぞ」
愛実を後ろから囲い込むように座り直し雑誌を持たせてやる。俺は彼女の黒Tシャツの裾から手を忍び込ませ下着の上から膨らみを確かめるように撫でる。
「…悠衣…読ませる気ないよね?」
「いや、読めよ。俺は今、自分の能力を試しているだけだ」
「…能力?何のこと?」
愛実が雑誌を持つ手を下げ怪訝そうに聞いてくる。
「こうやって触れるだけで…その手だけで愛実の下着を当てることが出来る能力」
「…無駄な能力だ」
「そんなことないだろ?ほら…胸を覆う布面積をこう確かめ…その布のレースの量や手触りを確かめ…チョコレートブラウンのブラだな」
そう言うと愛実はそっとTシャツの襟から自分の胸を覗き呆れたように呟いた。
「無駄に正解…」
「ご褒美をいただく」
と、その背中のホックを外した時、俺の電話が鳴った。
「愛実、取って」
彼女の近くにあるそれを取ってもらうと
「滝沢社長だ…何だ?…はい、皆藤です」
愛実に逃げられないよう、しっかりと片腕を愛実の腹に巻きつけ電話に出た。
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