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チュン吉の言葉に、クワッカーもホエールも、なんだかテンションがあがりました。
「初めての、日焼け、だな?!」
ホエールは、日焼けさえ、誇らしく思えてきました。
外の世界を旅した勲章に思えたのです。
「うん!初めての日焼け、ばんざい!!」
クワッカーが、そう言うと
「ばんざーい!ばんざーい!」
湯船をちゃぷちゃぷさせて、ホエールも喜びました。
チュン吉だけは、あんまりその喜びを共感できずに、苦笑いしていましたが・・・。
「また、絶対行こうね!」
その日の夜、クワッカーとホエールは、そんな約束をしながら、今度は、星降る空を見上げながら、眠りについたのでした。
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