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うぎゃゃぁぁ!
おぎゃゃぁぁ!
泣いていた。
赤ん坊は泣いていた。
うぎゃゃぁぁ!!
おぎゃゃぁぁ!!
泣いていた。
赤ん坊はただ泣いていた。
死にたくて泣いていた。
まだ生まれてばかりなのに。
これからの長い短い人生が、
嫌で嫌で仕方ないのだろう。
先にある人生がどんなものになるか。
それに期待ばかりもしていられない。
彼ら彼女らは身体の部位に差異はあれど
みな必ず泣いていた。
お母さんである私の脳裏に言葉が流れる。
後悔。
懺悔。
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