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「おっはようっ!」
朝起きてダイニングに顔を覗かせると、
輝くばかりの笑顔と共に、あなたは僕の傍にやって来た。
「おはようございます」
この世の春を謳歌せんとばかりのあなたは、
きっと気づかないでしょう。
「もう、朝からそんな辛気臭い顔しないのぉ~」
誰もがあなたを見ると魅了され、虜になる。
そんなアナタの本当に美しい笑顔。
いつも通りに、僕を抱きしめ、頬にキスをする。
でも、その笑顔と共に向けられるそれは、
僕の中の殺意を少しずつ大きくしていくことを。
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