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♯1 ねえェ、覚えてるゥ✨👩❤️💋👨✨💕
「ねえェ、覚えてるゥ〜……?」
姫乃樹アリスは微笑みを浮かべ僕を見つめた。
かすかに潤んだ大きな瞳が僕を誘惑しているようだ。
「な、なにをですか……」
まだ彼女と見つめ合うと緊張してしまう。
わずかに声が震えていた。
「フフッ、はじめて私と逢った時……!!
忘れたの。約束をしたことよ!!」
甘い吐息が僕の頬を撫でていく。
キスしそうなほど唇が接近してくる。
「ええェ、それは、もちろん!!
忘れませんよ!!
アリスを死ぬまで幸せにするッてコトでしょ!!」
僕が三年前に彼女と交わした約束……。
当然、これまでにも数え切れないくらいキスをしたのに、未だにドキドキしてくる。
「フフ、よろしいィ!!」
アリスは嬉しそうに微笑んだ。
ゆっくりと柔らかく濡れた唇が僕のモノに重ねられた。
「ン……✨👩❤️💋👨✨✨💕」
とろけるようなキスだ。
そう……。
三年前、僕は元セクシークイーン、姫乃樹アリスと結婚をした。
相手の姫乃樹アリスは二十一世紀、日本で最も稼いだセクシークイーンだ。
そして、あの日ボクは【職業専業主夫】になった。
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