苦くて甘い

5/7
前へ
/39ページ
次へ
「……っ!?」 「痛い?」 「いえ……」  痛くはないけど、変な感じ。むしろ、すんなり入ったことに驚いている。  結城さんの指が中で動く度に、ちょっと変なところに当たると身体に電流が走ったみたいになる。ああ、ここがそういう気持ち良いところなんだって、口から喘ぎ声を出しながら思った。   「なぎさ君、辛くない?」 「辛くない、です」  辛くない。もどかしい。  指じゃ無いやつを入れて欲しい……。  俺は結城さんの目を見てねだった。 「結城さんの、欲しい……もう、入れて……」 「……本当に、欲しい?」 「うん、欲しい……」  俺の言葉を聞くと、結城さんは黙って裸になった。目に入った結城さんの反応しているそれは大きくて、あんなの入るのかなってちょっと心配になる。  ゴムとローションで準備した結城さんが俺に覆いかぶさる。格好良い。けど、頬がちょっと赤くなっていて可愛い。魅力がたくさんあって素敵だ。 「入れるよ……」 「あ、ん……」  ゆっくりと硬くて大きいものが入ってくる。息をするのを忘れるくらい、衝撃的。腰を持ち上げられてさらに奥まで突かれて、俺はやっと口から息を吐いた。 「は、あ……」 「っ、なぎさ君、平気?」 「ん……平気」
/39ページ

最初のコメントを投稿しよう!

224人が本棚に入れています
本棚に追加