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腰がちょっと痛いって言ったら、結城さんはそこに枕を置いてくれた。そしたら安定して楽になる。嬉しくて笑みを零したら、結城さんもふって笑った。
「……動いて良い? すぐにいっちゃいそう」
「俺の身体、気持ち良いですか?」
「うん。すごく気持ち良い。なぎさ君は?」
「今はあんまり分からないです……」
「そっか」
ゆっくりと結城さんが動く。ぐちゃぐちゃと濡れた音が繋がった場所から漏れている。指で当たって気持ち良かったところに結城さんのそれが擦れると、頭の中が真っ白になりそうなくらい快感が走った。
「っ、あ!」
「ん。ここだよね」
「あ、っ……そこ、気持ち良い……」
だんだん動きが激しくなる。
気持ち良いところと奥を突かれて、俺ははしたない声を上げながら結城さんにしがみついた。背中おっきい。もっと、くっつきたい。溶けあうみたいに、もっと――。
「あ、っ……いく……」
「いきそう?」
一緒にいこう、って結城さんが同時に前を手のひらで包んで擦る。駄目、そんなのしたら、もう出ちゃう……!
「あ、あ……!」
「っ……」
俺は簡単に達して結城さんの手を汚した。ちょっと遅れて俺の中で結城さんがいったのが分かった。いっしょにいけたって言って良いよね。ああ、なんだがロマンチックだな。
結城さんは自身を抜いて、いろいろ後始末をした後でちゃんと俺の身体を拭いてくれた。後ろがまだじんじんしている。もう一回したいな、って思ったけど、さすがに恥ずかしくて言葉にすることは出来なかった。
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