『夏のはじまり』返コメです

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『夏のはじまり』返コメです

 皆様ごきげんよう!  今回は『夏のはじまり』へいただいたペコメへの返コメ特集です。全部うまく拾えてなかったらすみません。      一花さん>夏、とくに初夏はさわやかそう、って印象ですが、書いている人はじつは夏嫌いだったりします。プールの消毒の匂いの再現なんですが、自宅のではバレちゃいますよね、よく考えたら……。  そうなんですよ、わたしは言葉に出して説明できた(←いやな子ですw)けど、ふつう、戦後民主主義がどうの同調圧力がどうの言わないじゃないですか。  制服、イーストボーイのはわたしも着たかったです。書くんでサイト見たけども、今でも素敵ですねー。      隣のイタサカ先生>ノンフィクション違いますw 基本的に、爽やかなパート、翠が学校にしっくりこないというところ、そして三輪くんを前に暴走する、その序破急だと思っているんですがいかがでしょう。  今でも教室ってテレビの支配下にあるんでしょうか?  本で繋がるっていうのは、いいですよね。いや、でも音楽、ロックでもしっとりした雰囲気になるのでは? スティーリー・ダンとかじゃ渋すぎるかな?w  プラトニック、わざわざプラトンの『饗宴』を読み返しましたとも!      倉橋さん>書き出しをお褒めいただきありがとうございます! 最初から翠の悩みとピンチを書きたくて、あとはもう、本当に中学生ぐらいの子が「え、なになに!?」と思ってくれるような……というのを考えて書きました。  いくつかブログなど回ったんですが、今ふうのスクール水着でも「やっぱりイヤだ」って子は多いみたいです。わたしもイヤだなあ;;  図書館のツイートのくだりは、実在の鎌倉市図書館さまが公式ツイートで本当にツイートしたものです。本作の鍵になるので使用許可が下りて助かりました。  「新潮文庫の100冊」、今はだいぶ内容が変わっているんですね、ちょっとびっくりしました。      昭島さん>そうなんですよね>思春期 しかも女の子のほうが成熟度高いというか……。男の子(男の娘って真っ先に変換するのいかがなものか)は成熟度が今ひとつな気がします。  「思春期の葛藤、青春の爽やかさ、そして未来」と書き手の意図をくみ取っていただけて光栄です。  個人的には、昔のLaLaとかに載っている読み切り少女まんがのようになればいいなと思って書いておりました。      真哉さん>そうそう、わたしの妹が女子校に進学したのですが、母(祖母も)は「女学院」って古めかしい呼び方をしていたのですよ、そこから思いつきました、体操って古そうな呼び方。  「新潮文庫の100冊」っていいブックガイドでしたよねb  三輪くんのお名前は、埴谷雄高さんの『死霊』から。って埴谷先生……!  クラスに一人ぐらいは三輪くんのような子いますよね。10代だからこそ、多数決の怖さがわかるのではないかと愚考します。余談ですが、Twitterで本好きの方のツイートをみていると、最近になって民主主義への疑義がテーマの本そこそこ出ているようで、買って読みたいですね。  大宅壮一さんの言葉とは例の「一億総○○化」でしょうか。  ちなみにプラトンの『饗宴』は、外ではなくてどこか建物の中のようです。楽しく飲み食いしながら、談論するのが当時の楽しみだったようでb      京香さん>ペコメありがとうございます! じつはわたしの中学時代、三輪くんのプリントのような熱いプリントを作ってくれた先生がいたんです(読まなかったけど……わたしが実際に読書を始めたのは高校二年のときだったので💦)。  「こんな恋してみたかったぁ~」わたしもしてみたかったです! 三輪くんのような子、いないわけではなかったのですけどね。  不登校の問題は本当に考えました。現に今、悩んでいる子のことを考えながら、少なくても今はフリースクールなどありますから、こういう選択肢もあるんだよって、それだけでも伝わると嬉しいですね。      にわさん>そうそう、「新潮文庫の100冊」ってけっこういいブックガイドなんですよね。直近のを見ると、ずいぶん昔とは趣がちがってますが……。でも、本の世界に入るときに役に立つと思います。今は学校で配ったりしていないのかな?  心に染みる、とおっしゃっていただけて嬉しいです! 本当にこの作品、翠と似たような境遇の子の助けになればと思ってます。逃げてもいいんだよって。  コストがかかるからだろうけど、岩波文庫は文庫目録を紙本で出して欲しいですね。なんだかんだ言って、岩波のラインナップはいい基礎になると思うので。      ハルさん>今なにげなくTwitterのDMでお友達と話していたのですが、ハルさん大丈夫でしょうか?>お身体  図書館、鎌倉市図書館のツイートは最初に知ってからずーっとわたしの中であたたまっておりました。  そうなんです。自分を思いだしても、中学生ぐらいってかなり世界が狭いんですよね。とにかく嫌なら逃げてもいいし、フリースクールへ行ってもいい、それだけは伝えたかったのです。  ただ、フリースクールへ通うということが、「不登校」って思いつめてしまう問題があるらしく(実際にすでに不登校なのに)、そこらを書けたかというと微妙です。      雲さん>今回こういう小説を書いて、書くときはめちゃくちゃアガって、もう恥ずかしいんですよね。推敲がさぞかし地獄だろうと思っていたんですが、意外と大丈夫でした。  ただ、最後のパートを公開するときはめちゃくちゃ悩みました。  本当に、フリースクールがもっと増えたり、あるいは生徒の心の多様性をすくい上げてくれれば、と思います。まだまだフリースクールは少ないそうなので……。  「////アオハル♡」って書いていただけて嬉しいです、やっぱり思い出して顔真っ赤になりますw      リコちゃん>いやもうこの小説はリコちゃんの言葉がなければ書かれなかった作品だから! たぶんリコちゃんは気軽な感じに言ったと思う(違ったらごめんw)んだけど、わたしの中ではいろいろな要素が融合しました!  そうね!>色ならペパーミントグリーン まだ蕾のような二人だけど、フリースクールへの決定から高校合格までどう熟していったのか、これ人によっては長編にできるかもしれないわ……。  前に書いた『Something In The Air』からそうなんだけど、書き手である御本人様は、なにかちょっと変化があったようです。とりあえず、逡巡しても書く、勝手にちょっと書いたものを没にしない、反響を気にしない、と。
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