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坂本和人は、亡くなった父親から資産全てを受け継いだ。
苦労を知らない、いわゆるボンボンだった。
30才の時、見合いで結婚した。
和人の父親の友人の会社が、経営不振で、それを立て直すための、策略的な見合い結婚だった。
その友人は、妻【華子】の父親だった。
華子は、物静かで控えめな女性。
子供に恵まれず、華子は精神的に病んでいく。
薬漬けの毎日が、続いた。
そして、20年前に、華子は自ら命を断った。
それは突然だった。
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