2枚目

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2枚目

 ごめんなさい。  テレビドラマやバラエティー番組に比べたら、全然面白くない話だったでしょう。話は下手だし、オチもない。一介の大学生がどこにでもある話をただつらつらと思い付くままにしゃべっただけですから、当然です。だから最初に謝ったのです。つまらない話をだらだらと申し訳ない、と。  さて、だらだらとしゃべった理由をそろそろ教えろと、これを読むあなたは思っているのではないでしょうか。意味もなく、意味のなさそうな話を三つも聞かされたのですから、当然の感想です。だからきちんとお答えします。ここまで僕の話を読んでくださったお礼を万全なアフターフォローで示したいと思います。  とは言っても、別に深い理由はありません。やりたいことを先にやっただけの話です。だから正直、ここで読み終えても構いません。小説で言えば、ここはただのあとがきですから。大したことは書きません。暇つぶしにでも読んでください。  閑話休題。  はじめに三つの話を並べたということは、つまりこれらを聞いてほしかったわけですが、別にこの三つを特別聞いてほしかったわけじゃありません。ぱっと思い付いたのがこの三つだっただけで、なんでもよかったんです。僕は話を聞いてほしかった。ただそれだけなんです。  ここで、僕の家族の話をします。母と、父と、姉の話です。つまらないと思うので退屈したら読み飛ばしてください。
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