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高校を卒業してから美容学校に行くために、何年も昼はコンビニでバイトして夜はキャバクラで働いて。
親の金で入った大学でも遊び倒し、適当に受けて入った会社で好きでもない仕事をやってる俺なんかとは大違い。
俺のことなんか気にせず、彼女には自分の目指す道を歩んでほしい。
なんて、思うけど。
バーの外に足を踏み出すと、きらびやかだった明かりは消えこの街にも遅い夜が訪れはじめていた。
帰ろうか。
落ち込んでいるのを隠しつつ言おうとした矢先。
「お店辞めても、会ったりできないかな」
俺の言葉じゃない。
まどかちゃんの言葉だ。
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