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※※※それぞれの一週間4
泣く子も黙る丑三つ時ー。
2階の扉から人影がそっと出てきた…。
ギシィ…ギシィ… っと音をたてながら階段を降りて廊下の奥にある扉の前に来た。
『パチン…。』
明かりをつける。
『チョロチョロチョロ…、ジャー!』
真夜中にトイレに起きた春花は寝ぼけている。
目が開かず立ったまま寝てしまいそうな睡魔と戦っていた。
トイレでは寝てはいけないと朦朧とした意識の中でも分かるので、ヨロヨロとした足取りで、なんとか自分のベッドにたどり着いた。
暖かい布団のぬくもりで深い眠りにつき、朝まで爆睡したのだった。
めでたし、めでたし。
が……!……!!
『?』
「スースー」
『!?』
ただ、その暖かなベッドは春花のモノではなかったのだ。
階段を上がって直ぐの「悠の部屋」。
体を反転させてあろうことか、自分のベッドに入って来た人物を恐る恐る確認をする。
10センチ程開いたカーテンの隙間から月の光りが入り、人物を照らし出す…。
『春…花…。』
トイレに起きて間違えて自分の部屋に来た事を理解した。
ツンツンと頬を突ついてみる。
が、反応は無い。
鼻を摘まんで3秒程様子を見ながら離す。
が、全く起きる気配は見せない。
ニャッと笑みを浮かべ、起こさないようにそぉっと馬乗りになったー。
チュッチュッと唇を軽く合わせるだけのキスをする。
そして顎先、耳たぶ、首筋、鎖骨と順番にキスを落として行く…。
「んっ…ん…」
片手でパジャマの襟元からボタンを器用に一つずつ細心の注意を払いながら外して行く。
露(あらわ)になった肌に指を這わせ感触を確かめていると、小さな突起に当たる。
優しく吸い付く…。
「あっ…ん…。」
甘く切ない声を漏らす。
『へぇー、眠って意識が無くても感じるんだ。』
乳輪のまわりを舌先でなぞって舐めまわす。
片方の乳輪は指で舌と同じ動きで愛撫する。
「んっ…あっ、あっ…」
だんだん乳首が固さを持ちピンっと立ち上がった。
口に含み舌の腹でゴリゴリ、押し潰すように貪る…。
「あんっ…あっ…ん」
パジャマの上から太腿の内側をなぞると腰が浮き上がり刹那さを訴える。
それに応えるように既に立ち上がった蕾の先端をクリクリといじる。
「はっ…あん…」
悠は体を起こし、下着と一緒にパジャマを剥ぎ取った。
太腿裏を掴み、膝を立てて大きく開かせた。
先走りを垂らした蕾は月明かりでテラテラといやらしく照らされ男を煽っている。
『可愛い…辛そうだね…イカせてあげる。』
小さな蕾を咥えて舌をぴったり密着させ、歯を当てないように頭を上下に動かしてゆっくりしごきだした。
「あっ…あっ…はんっ」
甲高い鼻にかかった声が止めどなく漏れる。
その声を聞きながらも、中に入れて吐き出したい欲望を押さえている。
段々とスピードをあげて、より強く刺激を与えられ春花の刹那さは口に放たれたー。
体を綺麗に拭いてやり、パジャマを整えてやる。
お姫様抱っこで春花の正しいベッドへ寝かせた。
「可愛いかったよ…また、寝ぼけて入っておいで…。」
唇にキスをして部屋へ戻った。
思いがけない棚からぼた餅であった。
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