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春花に自分のYシャツを着せて、お姫様抱っこをした。
「わぁ!」
咄嗟に悠の胸にしがみつく。
「俺の部屋に行こうか。
話を聞いてもいい?」
胸に顔を埋めてコクンっと頷いた。
ゆっくりとベッドへ下ろして座らせる。
横に座って何があったのか話を聞くー。
「何があったのか、話してくれる?」
「…僕の事…嫌いにならい?」
消え入りそうな声で、不安で震えている。
「ああ。それは心配しなくてもいい。
何があっても、何を言われても春花を嫌いには絶対にならないから。」
『体に付いたキスマークと手首の痣、そしてバスルームで俺を見て、レイプをした相手かの様に恐怖で泣き叫ぶのを見れば、何をされたかは察しがつく。
春花の意思に反して、無理矢理されたのは一目瞭然だからな。』
軽く深呼吸をして話し始めた。
「友達の家で英語の宿題を教えてもらいながら終わらせたんだ。
そしたら、好きだった、僕が煽ったとか言われて…
両手首をネクタイで縛ってベッドに固定されて、服を…脱がされ…て…ぇっ…」
思い出したらポロポロと涙が溢れて来た。
ガバッ…思わず抱き締める。
『好きなヤツにどうやったらこんな、酷い抱き方が出来るんだ!』
「怖かったな。可愛そうに…。」
ヨシヨシと、頭を撫でてやる。
「違うんだ…。」
「…違う?」
「いや…違わなくは…無いんだけどっ。
その…触られて、嫌なのに気持ち良くなっちゃって…自分が最低だなって思った、悠さんと斗真さんが知ったら軽蔑されて口も聞いて貰えなくなるって思ったら、凄く悲しくなって…。」
春花が感じやすいのには本人も知らぬ事情があった。
『あーそれは、俺のせいだ。
春花が寝惚けて夜中に自分のベッドへ間違えて入って来た時にイタズラをした。
何をしても、起きない事を知って味をしめ、あれから毎夜のように部屋に忍び込んでは、イタズラをしていたからな。はは…』
「ぃいや、俺達はそんな事で春花の事、嫌いになったりしないから。」
「本当…に?」
潤んだ瞳で上目遣いされ、自分のYシャツを来た春花は可愛すぎて…。
露になった白く細い太腿に、大きく開いた胸元からはキスマークが見えて、イヤらしさを増している。
抱き締めた腕をそっと解いて頬に触れ、キスをした。
チュッチュッと軽く触れるだけのキスを繰り返していると、微かに甘い声がしてきた。
透かさず、舌を入れ優しく絡ませる。
「はっ…ぅん…あっ…」
「春花も…舌、出して…俺と同じ動きさせてごらん…。」
おずおずと舌を出して悠の舌に絡ませる。
それに応えて優しく愛撫され、次第に鼻に抜けた切ない声が増していく…。
「あっ…んんっ…あっ」
腕を腰に回し、片方の手で太腿の内側をイヤらしく、ゆっくり膝から太腿の付け根まで撫で、また膝まで戻るを時間をかけて繰り返す。
甘美の絶頂への、入口を作ってやる。
「はっあんっ…ぅん…ん」
太腿を繰り返し撫でられる。
でも、一番触れて欲しい所には触れてくれなくて…もどかしく腰が無意識に揺れる…。
その様子を横目で見ながら、可愛い蕾が十分に立ち上がっている事を確認した。
そっと唇を離し、ベッドに優しく寝かせる。
「春花…愛してる…」
トクン…トクン…
心臓が高鳴りを訴える。
「春花が欲しい…」
熱い眼差して見つめられ、吐息混じりで愛の言葉を囁かれれば、一瞬で落ちてしまう…。
「いい…?」
ゆっくり頷いた…。
ニャっと口角を上げ、今度は恋人にする濃厚なキスをする。
ピチャピチャ…わざと音を立てて興奮の高みへ導いてやり、Sexへの恐怖心を拭い去ってやる。
「はむっ…ぅん…あっあっ…」
春花はもう、キスだけでトロトロに溶かされて…。
大人のテクニックに翻弄(ほんろう)される。
唇を離されて名残惜しそうに見つめればー。
「大丈夫だよ。まだ、これからだから…」
言葉をかけて安心させる。
シャツを脱ぎ、上半身裸になる。
筋が見える胸鎖乳突筋(キョウサニュウトウキン)…
男らしい上腕二頭筋に六つに分かれた腹直筋(一般的にはシックスパック)。
鍛え上げられた大人の男の体に見惚れる。
シャツのボタンに手を掛けて春花を脱がそうとした。
咄嗟に自分の真っ平らな体が急に恥ずかしくなり、シャツを両手でギュッと握りしめた。
「大丈夫。怖くないから…。」
「違う…鍛えてないから、恥ずかしい。」
「クスッ、別に俺はマッチョが好きな訳でも男が好きな訳でもないよ。
春花が好きなんだ…分かる?」
「うん。…でも…。」
シャツを握りしめている手をそっと外す。
「可愛い…春花、全部見せて…」
耳元に吐息と共に届く…痺れ…。
クチュクチュと耳を舐め甘噛みをされると声を上げる。
「あっ…あっ…ふっん」
感じている隙にシャツのボタンを全て外し、
他の男に付けられた赤い痣に唇を合わせる。
優しくキスをして舐めながら軽く吸って離す。
和希にされた時とは全く違って勿論、痛さはない。
少し、くすぐったくてもどかしい。
自然に甲高い鼻に掛かった声が漏れる…。
「あん…はっ…あんっ…」
「俺が全部上書きしてやるよ…
忘れさせてやる…。」
痣の一つ一つにキスをして、甘い痺れを与えて行く…
すると、春花の腰がイヤらしいくねりを見せてくる。
「あっ、あっ…も…っ」
「触って欲しい?」
「あん…やっ…そんな、こと…言えないっ」
「そう。じゃぁ、ずっとこのままだよ。」
チュッチュッと体へのキスを続けるー。
「あっ、はっん…お願い…触って」
悠の手にすっぽりと収まる程の小さな蕾をゆっくり上下にしごいてやる。
ずっと触って欲しくて十分に焦らされたそれは、やっと求める快感を与えられ直ぐに先走りが溢れて来た。
「はっあん!…あっ…あっ、ん」
『可愛い…エッチな声も、小さくてピンクの蕾も…もう、ほしい…』
突然、後ろの花弁に冷たい感覚に腰が引ける。
「ひっ!な、なに?」
「春花が痛く無い様にローションで濡らしてあげるから…。」
指にたっぷり媚薬入りのローションをつけて花弁に入れる。
「あっ、やっ…ん」
「まだ、指一本だから痛くないでしょ。
気持ち良くなるから、少し我慢して…。」
長く太い指を出し入れして少しずつほぐして行く…。
ローションが馴染んだところで、指を2本に増やした。
ぬるっと入っていく2本目に今まで感じた事の無い感覚に教われるが痛さは無くて変な気持ちだ…。
「あっんっ…あ、あ、…」
「2本目も大丈夫そうだね。もう、1本増やすよ…。」
媚薬の力もあって、3本目の指も入っていく…。
3本もの指を出し入れされて、これから訪れる悠のモノを受け入れやすくする為にじっくりほぐされる。
「あん、あっ…はっんっ…」
「結構、中も入口もほぐれて来たね…」
出し入れしていた3本の指を今度は中の壁をなぞり、春花のイイ所を探り当てる。
「あん!やだっ…あんっ」
「見つけた…ココが春花のイイ所…」
一番感じる所を指で刺激されて、腰が浮き上がりもう、イきそうになっている瞬間ー。
一気に指を抜かれる…。
「あ…やっ…なん、で…」
「春花の中に入りたい…ココ、触ってほら…。」
手を取って股関を触らせる。
固くなった膨らみを確かめさせられ、自分によってその興奮をもたらしている事を見せ付けられる。
もう、それだけで中が疼き出すのだ…。
「あ…すごい…」
カチャカチャとベルトを外し、チャックが下ろされる。
ソコから取り出されたのは…恐ろしく太くて長い男根だった。
立派なカリからは、蜜が少し出ており先端をテラテラと濡らしている。
「え…大きい…」
その言葉に満足そうに笑みを浮かべ、脚を大きく開かせて小さな蕾に当てがった。
「ゆっくり入れるから…」
大きなカリが蕾を押し広げ入って行く…。
今まで、感じた事の無い衝撃に体に力が入り悠の男根をギュッっと締め付けた!
「ああー!」
『うっ…すっごい、キツイ…』
「春花…締め付けないで…力を抜いて」
「あっ、やっ…できないっ」
「ゆっくり、息を吐いてごらん…」
悠に言われた通りに呼吸をすると、中が弛(ユル)み、透かさず男根が奥に進められ、中を犯して行く…。
半分入ったところで様子を伺う。
「大丈夫…?痛くない?」
「うん。…大丈夫」
ぐっと中に押し進めるとー
「あっん…え…ま、だ…!」
「まだ、半分しか入っていないよ…
もう少し、我慢して…」
なだめるように、唇を舌先で形をなぞり少し開いた隙間に入れて絡める。
「んっ…はぅ…あっ…あ」
キスで感じている隙に一気に根元まで貫いた。
「んんっ!…あっ…ああー!」
「うっ、春花…狭くて、気持ちいいよ…
ゆっくり動くから…」
体を起こし、ゆっくり前後に腰を抜き差しする。
ローションと媚薬で中は、いい具合に弛んで滑りがいい。
悠の腰の動きに合わせて甘い声が漏れる。
「あっ…あっ…あっ…ふんっ」
鼻に抜けた切ない、いやらしい声を聞きながら満足そうに腰を震る。
『感じてる春花…色っぽい…あぁ、可愛い』
段々、腰の動きを早くしていく…
春花のイイ所をピンポイントでガンガン突いてやる。
「あんっ…あっ、あっ、もぅ…出るっ」
「いいよ…イって…」
「あっ、はっん…あっあぁー!」
絶頂を迎え達したー。
ぐったりと横たわる春花をお姫様抱っこし、バスルームへ運び、体を綺麗に洗ってやった後、鈴木さんが用意してくれた夕食を取った。
俺の顔を見て恥ずかしそうにしていたが、食後のデザートにと、買ってきたケーキを出したら大喜びで満面の笑みを浮かべながら頬張る姿は実に可愛かったー。
春花が寝た後、夜遅くに帰って来た斗真には今日の事は内緒だ。
ま、その内に気付かれるだろうからー。
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