好きの積み重ね

1/1
前へ
/5ページ
次へ

好きの積み重ね

彼女が自分の家に戻った日。 僕は彼女に何ができるか考えた。 僕なりの癒し。下手くそだけど 僕は絵を描くことが好きだ。 部屋にある落書き帳を手にした。 そして、1枚破り動物のイラストと 彼女宛てのメッセージを書いた。 それを写真に撮り、LINEで彼女に送った。 4cfef96d-3094-465e-ae62-e136032d58fe 既読になったのは午前2時。 何となく眠れずに起きていた。 めっちゃかわいい。癒される~と 彼女からリプが来た。 喜んでくれて良かった。 その日をきっかけに僕達の 交換絵日記が始まった。 文字だけのやり取りが なんだか気持ちのこもった やり取りに変わった気がした。 あの時、信じて待ってよかった。 ~勿忘草の花言葉~ 私を忘れないで。誠の愛。真実の友情。 僕はこれからも彼女を信じる。 ずっと、ずっと。 そして僕達の好きが積み重なっていく。 (おしまい)
/5ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加