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好きの積み重ね
彼女が自分の家に戻った日。
僕は彼女に何ができるか考えた。
僕なりの癒し。下手くそだけど
僕は絵を描くことが好きだ。
部屋にある落書き帳を手にした。
そして、1枚破り動物のイラストと
彼女宛てのメッセージを書いた。
それを写真に撮り、LINEで彼女に送った。
既読になったのは午前2時。
何となく眠れずに起きていた。
めっちゃかわいい。癒される~と
彼女からリプが来た。
喜んでくれて良かった。
その日をきっかけに僕達の
交換絵日記が始まった。
文字だけのやり取りが
なんだか気持ちのこもった
やり取りに変わった気がした。
あの時、信じて待ってよかった。
~勿忘草の花言葉~
私を忘れないで。誠の愛。真実の友情。
僕はこれからも彼女を信じる。
ずっと、ずっと。
そして僕達の好きが積み重なっていく。
(おしまい)
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