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な、なんだ!? これは……!?
ふわふわと浮遊していた筈なのに、何故が急に何かに引き寄せられている感覚に陥った。
エネルギーが送られてくる辺りから、何かに繋がれたかのように引き寄せられる。 こんな事は今までに一度もなかったというのに!
……!!!
あ、あれは……!
この真っ暗な暗闇の中で僅かな光明が見える!! その光明は時間が経てば経つほどに光明は大きなっている事から、どうやら私は光が差す方向へと引き寄せられているのか……!
突然な事に動揺が隠せない私だが、それと同時に高揚していた。 何故なら、今まではずっと暗闇の中だったのだ! あの光の奥に何があるのか楽しみで楽しみで仕方がない!!
だが何故だろう……。 あの光明に近づけば近づいていく程に意識が薄れていく……。 ダメだしっかり気を強く持て! せっかくのチャンスなんだ! ここで眠ってしまっては、あの光の奥に何があるのか確かめられない……!!
でも意志とは反対に意識は徐々に薄まっていく。
だ、ダメだ……。 意識がぁ……。
真っ暗だった暗闇は、今ではほぼ眩い光で埋め尽くされている。 そして、やがて暗闇は全て光に埋めつくされた時、私は意識を完全に手放した……。
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