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「鈴木くん、大丈夫?」
気づけば病院のベッドにいた。
「あれ? 僕、どうして」
「おうちで倒れてたところを、友達が救急車呼んでくれたんだよ。もうすぐお母さん来るからね」
看護師さんが説明してくれる。お母さんが駆け込んで入ってきた。
「裕太!」
「大丈夫ですよお母さん。ただの貧血です。命に別状はありません」
「全体運も健康運も最悪だなあ」
どさくさに紛れて、お母さんの後ろに悪魔がいる。やばっ、もう一度気絶しそう。
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