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検視
寝室の布団で寝てる私。
身体は、硬直して動くことが出来ない。
ドラマでみるような“検視官”が、
私の瞼を指でこじ開けて、
懐中電灯で瞳を照らす。
(えっ?もしかして私死んだの?)
そう思いながら横たわっている。
「瞳孔ひらいてるな」
その言葉に恐怖を感じた。
(やだなぁ…あっけない幕切れだったな)
情けなく思ったところで目が覚めた。
枕元には、のんびりした黒猫が眠っていた。
2024.4.18(木)記
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