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♯5 富田裕貴
ひとまず自己紹介をしておこう。
僕の名前は富田翔。
先輩の石動リオからは『トミー』と言う愛称で呼ばれている。
自分で言うのもおこがましいが、そこそこのイケメンだ。
取り敢えず、今は新米の刑事だ。
主に美くし過ぎる女性警部補 石動リオの下で捜査している。
ショパンこと西園寺初範とは実家が近所と言うこともあり、幼馴染みだ。
もちろん歳は僕の方がかなり上だが、彼は生まれついての天才なので精神年齢は想像以上に高い。
小学校に入る頃には、英語もベラベラで数学も大学入試問題を解いていた。
しかし極度のコミュ障なので僕以外の人と関わり合うのを嫌っている。
小学校も数日で自主退学していた。
もちろん中学校へも行っていない。
唯一、石動リオだけが彼のおメガネに叶ったようだ。
まるで恋人のようにベタベタしている。
石動リオは『ムダに美し過ぎる警部補』と称され、一部からはアイドル的人気を誇っていた。
しかも推定Eカップの巨乳の持ち主だ。巨乳好きには堪らない。
その巨乳のリオに抱きしめられて、まったく羨ましい限りだ。
さっそく僕とリオ、そしてショパンの三人は亡くなった大庭佳代のタワーマンションへ向った。
彼女は、その部屋で練炭の不完全燃焼で亡くなっていた。
おそらくこのままならば、婿養子の麗矢の遺産相続になるだろう。
大庭佳代の部屋はタワーマンションの最上階にあった。
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