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EMBREM
机の明かりを落とすと広がりゆく
天井の星は今も燻らなくて
歩けば 落とすけど
拾えないものはない
周り巡るよ 語る言葉じゃ
なんの意味も持たない
単なる言葉だから
志す者 秘めた紋章
陽射しを真に受けて
抱き続けて歩いてゆく
思い出話を楽しく笑う中
見据えた未来は悲しく空回る
歩けば 踏み外す
友はもう見たくない
周り巡るよ 築いた城が
傷つき亀裂走れば
追い越すことできない
過ちの中吹きすさぶ風
やり過ごす甘さでは
扉閉じることなどなくて
手の平からこぼれた雫は
変わりゆく形に 任せて
胸に刻まれた紋章に触れたい
周り巡るよ 語る言葉じゃ
なんの意味も持たない
単なる言葉だから
志す者 秘めた紋章
陽射しを真に受けて
抱き続けて歩いてゆく
消えることのない証を今こそ持つ
2003
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