記憶のかけら/ﾒﾓﾘｰﾊﾞｽﾀｰの恐怖

クランケ2:サラリーマン岩瀬ケン😃

サラリーマンの岩瀬はどこにでもいる社会人である。彼女は大学の同級生だった。卒業したら結婚する筈だった。しかし、大学4年生の時、夏休みだけ語学留学に米国テキサスに行ったところで、例の銃乱射事件にまきこまれて死亡した。そこで、翌年の今年、ケンがメモリーバスター症候群に犯された。😃｢岩瀬さん、こんにちわ｣ ｢こんにちわ先生｣｢さて、岩瀬さん気分はどうですか？｣｢ええまぁまぁです。｣😃｢では、ロックすべきあなたの思い出を教えてください。｣
｢……｣😃｢いいですよ、ゆっくり考えて｣｢すいません、笑顔……｣😃｢え！誰の｣｢彼女に初めて誕生日のプレゼントを渡した時の…、その笑顔を｣😃｢分かりました、器械をセットしてください。｣
脳幹画像再生装置の画面に彼女とケンが楽しいそうに食事している光景が写し出されてる。彼女は何故大笑いしているのかというと、ケンが誕生日のプレゼントに指輪💍を彼女に送ったのだが、サイズが2クラス大きい過ぎて、グルグル回る。回り過ぎて、大笑いしている。とても明るくて屈託のない笑顔😃。ケンはいつまでも、目をつぶったまま、笑っていた。楽しかった。😃｢AMB注入、画像ロックオン｣
いつまでも笑っていた。