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クランケ3:女子大生 亜紀😃
女子大生 石川亜紀は1995年神戸の地震で実家が崩壊し、家族全部を失った。その後、横浜の伯父に引き取られて今日に至る。しかし、関西人の亜紀には、どんなに親切にされても関東には慣れなかった。心の傷が深くて沈み込む亜紀。伯父は友達もできない一人ぼっちの亜紀にマルチーズの子犬を与えた。少しずつ明るくなった亜紀。しかし、昨年、寿命でマルチーズを亡くした。そして、亜紀もメモリーバスター症候群に犯された。😃「亜紀さん、あなた、ひとつだけ思い出をロック出来ます。永遠に。どうしますか?」 😃「ハイ、先生、子犬のシロの思い出をお願いします。」😃「犬? 地震で亡くなったご家族で無くていいんですか?」 😃「はい」彼女はキッパリと言った。😃「分かりました」ウィ~ン 部屋の前面に亜紀の脳幹画像が再生された。彼女は横浜に来た時は小学生で、関東に馴染めず、また、心の傷も深くて、それが原因でイジメにあっていた。ある日、😃「もう、生きていてもしょうがない。皆のところへ行こう。」彼女が自殺しようと河原に来た時、どこからもなく ワンワンと子犬のマルチーズがやって来て彼女に飛び付いた。道路の彼方に伯父が手を振っている。まさか、今自殺しようとしているとは知らずに伯父は犬を買って来たところだった。マルチーズはシロと名ずけられて、ここから楽しい日々が始まった。😃「シロありがとう、亜紀は もう 大丈夫だから ね」
「いつもいつも、一緒にいて慰めてくれてありがとう。イジメられて悲しみに沈み泣いていたら、必ず迎えに来てくれて、涙も悲しみも舐めとってくれてありがとう。亜紀は絶対忘れない。絶対。亜紀も病気に罹って、どうなるかわからないけど、忘れないよ」 画像は夕日の中の公園で小学生の亜紀と子犬のシロがいつまでも、いつまでもじゃれあっている光景が写し出されている。😃「AMB注入、この画像ロックオン」
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