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「んっ……はっ、んぁ、っ」
天空で泳いでる気分。
「あっ、あっ……ああぁ、っ」
いや、『泳ぐ』というよりは、『溺れる』が合ってる。
穿たれ、揺らされ、息も絶え絶えに熱情の海の中で溺れてる。
「慎吾、愛撫のリクエストは? 言わないのか? 何も要望が無ければ、俺が勝手に進めるだけだが」
「ひゃっ、あんっ……やあっ」
両方の粒を弄ることもずっと続けられてるから、魚のように大きく腰を跳ねさせたり、ひくつかせたり。喘ぎで、口を閉じる暇もない。
「淫らな突起だな。俺が触れる前から、ぷっくりと膨らんでたのに。少しの刺激でも、こんな風に全身がのた打つのか。が、リクエストの返事も欲しいところだ」
「んぁっ……ぁ、仕方ないよ。気持ちいいんだもん。じゃあ全部っ……俺、欲深いから、全部、リクエストするっ」
溺れきってるから、あっさり本心を晒す。窓辺での行為に対する羞恥と後ろめたさを口にしてたくせに。
こりこりにしこった胸の粒への愛撫と、最奥への突き上げ。どっちも欲しい。
尖りを引っ掻かれるのも、つねって引っ張って、ぎゅっと押し潰されるのも好き。クリクリと捻られるのも、もちろん好き。
「かーくんにされること、全部好き。全部、欲しい」
お前が好きだから。
「了解。リクエスト通り、存分に弄り倒してやる。俺の好きな可愛い声、たっぷり聞かせろ」
コイツの『好き』も、ちゃんと伝わってくるから。
恥じらいはあっても、何でも受け入れるし。淫乱な誘いだって、実はノリノリで出来ちゃうんだ。
「んはっ、ぁ、それ好きっ。ぴーんっと引っ張ってグリグリしてから、ぎゅぎゅっと押し潰すの、好きっ」
「これ? もっとか?」
「うん、もっと! 中も、もっと突いて? 激しくしていいから、もっといっぱい……いっぱい欲しいっ。めちゃめちゃに突いてっ?」
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