学食の珈琲

倦怠感がとれない
何も出来ない今日が続くだけ

美味な珈琲よ
私の目を覚ましておくれ

今を充実させるためなら何でもいいが
私は美味な珈琲がいいのだ

今までこれは美味いといった珈琲に出会っていない
たまに古い喫茶店で出会うのだが

大学時代美味くはなくとも懸命に飲んだ時代が忘れられない
学食の珈琲はほろ苦い夢の香りと味がした

孤独癖に悩まされ将来への不安に揺れていたあの頃