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家族
今日もやっと学校が終わった。急いで帰りの用意をして家に帰らなくては。
俺は大家族の長男、山田樹。姉は1人、下には5人。父は海上保安官で家に滅多にいないし、母は持病が悪化して今は入院中。姉は働いているから普段は俺が家事をしている。
急いで教室を出ようとするとクラスの女子の話し声が耳に入った
「樹くんってさ、頭いいし運動できるのにねぇ」
「ほんとほんと。顔がね、良かったらいいのに」
「眼鏡で地味だからなぁ笑。髪だけでも整えたらいいのに」
早く家に帰らないと!
そればっかで何を話してたかは忘れてしまった。
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