25人が本棚に入れています
本棚に追加
/19ページ
五、「ハートブレイクおっぱい」
「モ・・・モノマネ、上手いじゃない。」
とりあえず、誉めておかなければ間が持たないなと、三者面談時の教師のような気遣いを見せるおっぱい恵であった。
そして、無言ではあるが、誉め言葉に少し表情が和らいだファッキン・マルコメ腐れハゲにさらに言葉を投げかける。
「・・・チンチン、しまったら?」
すると、無言ではあるが、少し照れた表情でファッキン・マルコメ腐れハゲはズボンを履き直して、こう言った。
「・・・何してるんですか?」
そう来るか、このハゲは!と、思いつつ、「・・・あなたこそ、何してたの?」と、切り返して、おっぱい恵は後悔した。
だって、
このハゲ、
完璧に
「おなって」たんだもの・・・。
おっぱい恵は自分についての説明の必要は自分にある事を悟り、ハゲの思わぬ反撃とも取れる質問に新たに苛立ちながら、精神的ダメージを狙える言葉を思いつくまま放ち出した。
もちろん、あわよくば、自分の事を揉み消すつもりでもいた。
最初のコメントを投稿しよう!