六、「慌らぶるおっぱい」

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六、「慌らぶるおっぱい」

「わたしは変な落書きを消しにここに来てたのよ。」 ハゲはドキッとした。 自分のオナニーのネタであるイヤらしい文章の対象である少女が目の前のヒステリックデカおっぱいだったからだ。 「それはそうと、あなたはこんな所でなんでオナニーなんかしてたの?てか、何で興奮してたの?」 本当の理由がバレたら超恥ずかしいと思った元・ライパチ腐れハゲは落ち着いて、この質問をやり過ごそうと頑張って・・・と、言うより、頑張り過ぎてテンパッてしまい、ある一つの答えを出した。 「モ・・・モノマネして、上手くできたら、興奮するタチなんです・・・はい。」 「あなた・・・頭、大丈夫なの?」 それは「とんでもない答え」に「ふさわしい言葉」ではあったが、世の中、噛み合った歯車ほど壊れやすく、もろい時がある。 つまり、おっぱいの正論は腐れハゲの心をかなり深くえぐってしまったのだった。 「大丈夫ですよ・・・ウフフフ。」 不気味なハゲの薄笑いの向こうに涙を見たおっぱいは何気無い質問をした自分に自己嫌悪を感じたが、ある発見で事実に直面する事になった。
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