六、「慌らぶるおっぱい」

2/3

25人が本棚に入れています
本棚に追加
/19ページ
「ねぇ、そこに何か落書きみたいなのが見えるんだけど、何て書いてあるか教えてよ。」 そんな事したら、ズリネタがバレる・・・。 今、腐れハゲは「世界で一番愛している人は?」と質問されたら、間違いなく、「自分っす!」と答えるだろう。 そして、情緒不安定なままおっぱいの尋問に答えてしまうのだった。 「えっと・・・三年B組の・・・坂本の右は強力、気を付けろ!・・・って、書いてます。」 「・・・本当に?」 本当なわけがない。 壁にはしっかりと、おっぱい恵のデカおっぱいについての猥褻な落書きがされている。 「あなた、目も悪いみたいね・・・ちゃんと見て、教えて。」 「も」って所に引っ掛かりながら、腐れハゲはまた誤魔化す為に考えて答えた。 「あぅ・・・ろ・・・ロバート・デ・ニーロがイチゴ狩りで「ウヒョー!たまんねぇ!」を連発・・・。」 「・・・良い加減にしとかないと、あなたをまっ二つにして、右側を別人に代えて、アシュラ男爵みたいにするわよ。」 腐れハゲは思った。 なんて、おっかねぇ事を思いつくんだ・・・。 もし、野球の試合で八番の掲示板の所に「アシュラ幸助」と張り出されたら、選手生命はおろか、人として終わってしまう・・・いや、でも、男爵だろ・・・えっ?男爵って、ライパチよりすごいんじゃ・・・って、何を馬鹿な事を・・・てか、選手生命はもう終わってるよなぁ・・・ハァ~・・・。
/19ページ

最初のコメントを投稿しよう!

25人が本棚に入れています
本棚に追加