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二、「おっぱいな妄想」
そんなこんなと物思いにふけながら、落書きを消していると、誰かの足音が聞こえてきました。
歩き方から察するにどうも男子だなぁと思っていたら、案の定、入って来ました。
「うんちボックス」の壁一枚に安心している私は特に慌てず、ただひたすらゴシゴシやってました。
その男子はトイレのドアも閉まりきらない内に私の隣の「うんちボックス」に入りました。
勢い的には「突入」といった感じで、その男子の方が慌ててました。
この二年生用男子トイレの「うんちボックス」は三部屋設置されていて、私は入り口手前の「うんちボックス」に居て、すぐ隣に入った彼は真ん中の「うんちボックス」に居ます。
これから「頑張る」のね・・・。
「うんち、ふんばルンバ☆」って、感じかしら・・・。
などと、私は心の中で茶化しながら、やがて立ち込めてくるだろう「毒ガス」に耐えうる精神的準備をした。
しかし、立ち込めてきたのは「毒ガス」のような匂いではなく、親近感を覚えるような音でした。
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