三、「ボーイ・ミーツ・おっぱい」

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そして、今日も傷心を癒す為に俺はこの聖地でおなっていたのだが、なぜか、男子トイレの「うんちボックス」の上から女の子が飛び出してきて、あまりの驚きに変な震えを止められないでいるのです。 女の子は俺に熱視線を向けたあと、いきなり冷ややかな眼差しになりました。 まるで、宝クジの一等が当たったと勘違いして、はしゃいだ後で、もう一度、番号を確認したら、外れていたかのようなテンションです・・・。 それにしても、こんな状況に直面した時、人はどんな対応をすれば良いだろう。 俺から何か言えば良いのだろうか・・・。 いや・・・ ここは相手の出方を待つべきだろうか・・・。 とにかく今、俺は困ってしまっている。 そう、ライパチ幸助は今、かなり困っている。 片手でチンチンを握り絞めているところを見下ろされながらと、不利な状況で相手の出方次第ではこの場を上手く切り抜けなければならない・・・。 落ち着け、幸助! たまに来るライトフライを確実に処理するように慎重にこの場を切り抜けるんだ! 相手の出方はランナーだ! タッチアップを警戒しながら、バックホームも忘れるな! ・・・あっ! そう言や、オレ、もうライパチでもレギュラーでもなかったような・・・。
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