レディースじじい
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「オレも、同じことがしたかったんだ」 竜崎が言った。 会場がどよめいた。 「少し、意味合いは違うが、もう、争いはいい。 抗争のないヤクザ社会を作りたかった。 だが、もう、オレも年だ」 竜崎が皺の刻まれた顔に笑みを浮かべて、皆を見渡して言う。 「なあ、みんな、オレはこいつに、京極直彦に、跡を譲って引退しようと思う」
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