8人が本棚に入れています
本棚に追加
「アヤカ! アヤカ!」
そう呼ぶ声で気が付いた。
右肩に激痛が走った。
「アヤカ! 大丈夫か?!」
そう、アヤカを揺すっていたのは、助六だった。
隣を見ると、横たわった涼のそばに武士がいた。
武士が叫んだ。
「じじい! 救急車を呼べ!」
「お、おう! ケータイ貸せ!」
助六は武士からケータイを受け取ると、救急車を呼んだ。
武士は涼の人工呼吸をしていた。
武士が言った。
「もう、息がない。近くに救急病院があったな! そこへ運ぶ!」
最初のコメントを投稿しよう!