レディースじじい

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いつまでも、ただの女の子のように、泣くアヤカを 助六と武士はどうしていいか分からずに、おろおろとしていた。 あれから、三か月がたった。 「アヤカ! さっさと配達にいかねーか!」 「うるさいじじい! 今、用意してるとこだよ!」 助六寿司は今日も客がいない。 アヤカは配達を頼まれた。 バイクだから早い。 店を出ると、マリと明美がいた。 「ねえさん!」 明美が嬉しそうに、駆け寄って来る。
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