暗闇

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あまりの心地よさに、僕がウトウトと眠くなった時、遠くから音がした。 高い音と低い音が、交互に聞こえる…。 誰か、この外にいるのかもしれない。 僕は、“ここにいるよ”と伝えるように、触れた壁を叩いた。 すると、壁がほんのり温かくなったような気がして、同時にまた音がした。 外の誰かに伝わったのだろう。
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