ついに発見か

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――カシャ、カシャ、カシャッ!  フラッシュを焚きながら、気が付けば 夢中でシャッターをきっていた。  レンズは確かにその穴を捉えている。彼はこれまでの撮影経験から、その手応えを感じ取っていた。  謎の落とし穴の伝説は、やはり本当だったのだ。 「やった、やった! これで昇進は確実だ」  喜びのあまり、カメラを手に小躍りしだした。  と、その拍子に――
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