ニノ別レ 告白

2/4
前へ
/28ページ
次へ
転校して初めて君を見た時、それがこの気持ちをはっきりと自覚した瞬間だ 僕とは全く違うと思っていたのに、一緒だと言われたとき この気持ちはさらに深まった 家柄なんか関係なく接してくれる 真の意味での、初めての親友 ちょっと辛辣だけど、そうやってご機嫌取りをすることのない対等な会話 気兼ねなく話せるこの時間が、とても楽しい 普段の不愛想な表情が、一緒にいるときだけ少し柔らかくなるところも 頑張って敬語なしで話そうとしてくれている様子も 誰よりも優しく見つめてくれるその瞳も 全部が大好きで仕方がない この感情を知ったら、君はどう思うのかな? 今まで通り、親友でいられるわけがないけど…傍にいてくれるかな? 君と過ごす時間が壊れるのは嫌だ でも、伝えずに過ごす時間も苦しくて苦しくて仕方がない それでも、伝えれなかった、伝えたかった
/28ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4人が本棚に入れています
本棚に追加