3人が本棚に入れています
本棚に追加
/1ページ
初めて会った日
「ねぇ、覚えてる?私と初めて会った時の事!」
貴方の答えは
「もちろん、覚えてるさ!最初のダブルデートだろ?」
まぁ、忘れる訳ないか
「でもさ、その時の印象は、普通だったんでしょ?だって、貴方の眼中には彼女しか居なかったもんね」
ちょっと意地悪な言い方しちゃった…
「それを言われたら、何も言えないけどさ」
あーあー!また、やっちゃった
いっつも過去に拗ねてしまう
私の嫌なとこ…
「ごめんなさい。どんなきっかけだとしても、貴方と出会えた事は確かだし、今は幸せだもん」
貴方は、優しく言った
「ねぇ、覚えてる?君が恥ずかしそうに僕が選んだ服を試着してくれた時の事!」
私?
「え?うん、覚えてるよ!普段絶対着ない様な服だったから、気恥ずかしかったんだもん」
貴方は、優しい笑顔で
「僕は、あの時の君の気恥ずかしそうな笑顔に、すっかりやられたんだよ
だから、ずーっと、覚えてるよ
あの時の君の笑顔‼︎」
私は、ずーっと羨ましかった
彼女を優しそうに見つめる貴方の笑顔が…
そんな風に笑顔で見つめる人が私に居たら、どんなに幸せだろうって
だから
ずーっと、ずーっと、覚えてる
貴方の笑顔
何があっても忘れない
大好きだよ
そして、笑顔を、ありがとう
最初のコメントを投稿しよう!