Fragment of memory

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 ◆◆◇◇  今日は社内の忘年会だ。  私はお酒が飲めないが、彼も参加しているので出席することにしたのだ。  みんなは日頃のストレスを発散するかのように、ビールやハイボールを浴びるほど飲んでいた。  私も飲めたら良かったんだけどなぁ。  そんな風に見ていたからだろうか。  なんと、彼が私を心配して話しかけに来てくれた!  彼もお酒は飲んではいなかったが、彼の持ち前の明るさで、私との会話を盛り上げてくれていた。  私は飲んでいない筈なのに、顔を真っ赤にさせていたら、彼に心配されてしまった。  これは貴方のせいですよって言ったら、彼は少し挙動不審になっていた。  そんな慌てふためく彼は、とても可愛くて……。
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