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自分で作った暗闇の中でそんなことを思っていた
その時、
「こんなところにいたんだ、探したよ。」
彼の声がした。
幻聴かと思い、手を顔から外してみると
「だーれだ」
と、いつもの声がした。
私は困惑した。
嫌いになったのではなかったのかと、
それに気づいたのか、彼は
「理子ちゃんのことは嫌いじゃないよ!ただ、僕がまだ高校生だからそんな子供にもう付き合ってられないと思ったから……。」
と言った。
「そんなわけ無いじゃん私はいつだって君のことが好きだよ。」
いつもは言わないような恥ずかしいセリフを口に出す。
「確かに私は社会人で君は高校生かもしれない。でも、だからといって君のことを嫌いになったりしないよ。」
そんなことを言うと、たちまち君の顔は赤くな
る。
可愛いがさっきのことは許さない
仕返しにこんなことを言った
「もし、君が別れたいって言うのならしょうがないよ私はおばさんだもんね。」
そう言うと君の顔はさっきとは真逆に青くなっていく
やっぱりかわいいなと改めて思った。
「冗談!大好きだよ祐希くん」
君がいる限り私の未来は光で照らされているだろう。
君の顔はまた赤くなった。
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